純子

 ヤマトストライク世代なので、当時第二次と言われていた声優ブームにずいぶんと揺さぶられた。そりゃぁもう、麻上洋子ファンクラブ「こだぬき会」には入会するし、当時の人気声優がなんだかよくわからない劇をやったのを収めたLPレコードは買うし、ワイドショウにだれそれが出ると聞けば、学校をさぼってTVを見ていた。

 自分が声優って言わなくなったのはいつ頃からだったか自覚がない。

 役者と言ってる。

 今、声優ブームって言葉を使って、はじめて自覚したんだけど(^^;

 青6の仕事をしたときに、同じ歳の監督が趣味を通して、麻上洋子をキャスティングした。シナリオ書いたから、ARに同席した。まぁ30年から時が過ぎてるんだもんなぁ。これ以上は語らない。

 ここ2〜3年、役者と接する機会が増え、録り後に呑みに行ったりする。

 ある席で !!!!!ってなことが…。

 で、なんともモヤモヤした気分になったので、ちょっと書いてみてるわけだ。

 録り終えて、素になれば役者は相手を役名で呼んだりしない。

○○さんとか××ちゃんとか、あだ名とかで呼ぶ。

 とある作品で共演した二人が、相方を「純子」と呼ぶのを耳にして、!!!!!と思ったのである。

 くぅぅぅぅ、なんで俺は純子って名前じゃないんだぁぁぁ。

(^^;

 そっちの気は皆無だけど、小杉十郎太の声で「純子」って呼ばれるなら純子って名前に改名してもいいかなと、思ってしまいました。

 いやぁ、低くて渋くて、たまらん声だよなぁ。